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　宮崎駿監督のアニメーション映画「となりのトトロ」が１０月に舞台化されることになった。英国の名門劇団ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー（ＲＳＣ）と日本テレビが共同製作する。同社が２７日、発表した。映画の音楽を手がけた久石譲さんがエグゼクティブ・プロデューサーを務め、ロンドンのバービカン劇場で１０月から来年１月にかけて上演する。

　１９８８年公開の「となりのトトロ」は、自然豊かな田舎に引っ越した小学生のサツキと幼い妹のメイが、森で出会った不思議ないきものトトロと交流する物語。オペラとミュージカルの両方で活躍するフェリム・マクダーモットさんが演出を、気鋭のトム・モートンスミスさんが脚本を担う。

　マクダーモットさんは「美しい音楽とともに、舞台にします。パペット、役者と、命を吹き込みます」、久石さんも「この作品に本当の意味で普遍性があるなら、まったく違うカルチャーで育った人たちが違う言語でやっても、きっと世界中の人に伝わるはずです」とそれぞれコメントしている。

　ＲＳＣは英国以外での公演も模索しているという。