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　シンガー・ソングライターの大黒摩季が全国ツアー「ＭＡＫＩ　ＯＨＧＵＲＯ　ＬＩＶＥ　ＴＯＵＲ　２０２５　―５５　ＢＬＡＣＫ―」を、２６日の千葉・市川市文化会館からスタートさせた。

　昨年の大みそかに５５歳を迎えた大黒の、３０周年コンサート以来２年ぶりのツアーが幕を開けた。初日に市川公演はソールドアウトの超満員。制作中のアルバム「５５　ＢＬＡＣＫ」の新曲やおなじみのヒット曲、過去のアルバムからファン人気の高い楽曲など全２０曲を披露した。

　今回の全国ツアーは、今年の年始に発表されたもの。年内に２枚のアルバム「５５　ＢＬＡＣＫ」「５５　ＲＥＤ」をリリースすることを発表しているが、４月から８月２日までの前半は（ＢＬＡＣＫ）は“大黒流ＲＯＣＫ”の追求がテーマ。８月末からの後半（ＲＥＤ）はフラメンコやラテンを取り入れた“大黒流アカデミック＆エンターテインメント”をテーマにカラーを変えたライブを届ける予定だ。

　「ＢＬＡＣＫ」の幕開けを飾るのは、最新アルバムと今ツアーのリード曲でもある「イチヌケタ」。サングラス姿に真っ赤なギブソン・エクスプローラーのギターを抱え、クールに歌う大黒が登場すると、会場もトップスピードで沸きに沸いた。ＭＣでは「おかえり、みんな！　いやー、ホームはいいね！」と久々のツアーの迫力を満喫した様子だ。　ロック魂を貫くステージを見せた大黒はアンコールでは「一抜けちゃってください、苦しいことから！私も、これだけのみなさんに愛されてるだけで、明日からを生きていけます！」と感謝。「イチヌケタ」を再度演奏してライブを終えた。

　この日ライブで披露された新曲「タッチダウン」「イチャイチャしようよ［ハート］」「通り雨のリグレット」「別れませんあなたから消えませんあなたから」「ＯＨ，　ＭＹ　ＳＩＳＴＥＲ」などを含む「５５　ＢＬＡＣＫ」の発売日がツアー前半最終日の８月２日に決まったことも明らかに。エネルギッシュにＢＬＡＣＫツアーを駆け抜けるつもりだ。